みなさま、こんにちは。
「心」をかたちに
「箸や 慶七郎」 店長 ひがし めぐみです。
今日は箸についてのマメ知識!
「そもそも箸ってどこから来て、いつから使われてる?」 というお話。
みなさま、箸の発祥ってご存知ですか??
参考文献:以前ご紹介した「箸 著:向井 由紀子/橋本 慶子」
箸の発祥の地域は「黄河文明の発祥地(中国黄河の中・下流域)」にあると言われています。
箸の素材は多くが植物性だったので、腐敗して形が残りにくいこともあり、
正確な時期はわかりませんが、黄河文明は紀元前5000年ごろですね。
石器や土器での生活が始まっていることから、獣肉や野菜を食べやすい大きさにし、
料理していたと考えられます。
そんな中で汁の実など挟みあげたくなったのか、
熱い食べ物を取り出すのに竹ぎれや枝ぎれを使ったのでしょう。
1本では食べ物を固定できないので2本になったとみられています。
中国ではその後日本とは違う素材や形になっていきます。
(日本の箸より長く、先は太く、匙とともに使うように)
日本で見つかっている一番古いものは
7世紀の遺跡、奈良県の「飛鳥板蓋宮(いたぶきのみや)遺跡」(642~)から出土したもの。
長さ30~33cm、先の直径は0.3~1cm
両端または一端を細く削ったもの
でした。今から比べるとずいぶん長いですよね。
これは祭器に使われたと言われています。
それ以前、弥生時代の遺跡「下曾我遺跡」(神奈川)からはピンセット状の箸が出土していますが、
神饌用(お供え用)や取り分け用だったと考えられます。
日常に2本の木ぎれより、わざわざ加工してあるものを使うとは考えにくいからです。
他には「藤原京跡」(694~710)、「平城京跡」(710~)からも出土しています。
この頃は現在と同じような形で、ひのきの箸でした。
宮殿の建築はひのきが主なことから、おそらくその廃材を利用したのでしょう。
箸が一般にも普及してきたのは、7世紀以降(平安時代)。
平安貴族は豪華な食器(銀製)を使っていました。
これは遣隋使など交流があったことから、もてなすために豪華になったとも言われています。
(中国で使われる匙もあったそう)
平安時代の庶民は竹か木製の箸と椀を使っていたとみられます。
いろんな文献から箸を使うようになった時代がわかるのですが、
それはまた次回!
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箸の素材は多くが植物性だったので、腐敗して形が残りにくいこともあり、
正確な時期はわかりませんが、黄河文明は紀元前5000年ごろですね。
石器や土器での生活が始まっていることから、獣肉や野菜を食べやすい大きさにし、
料理していたと考えられます。
そんな中で汁の実など挟みあげたくなったのか、
熱い食べ物を取り出すのに竹ぎれや枝ぎれを使ったのでしょう。
1本では食べ物を固定できないので2本になったとみられています。
中国ではその後日本とは違う素材や形になっていきます。
(日本の箸より長く、先は太く、匙とともに使うように)
日本で見つかっている一番古いものは
7世紀の遺跡、奈良県の「飛鳥板蓋宮(いたぶきのみや)遺跡」(642~)から出土したもの。
長さ30~33cm、先の直径は0.3~1cm
両端または一端を細く削ったもの
でした。今から比べるとずいぶん長いですよね。
これは祭器に使われたと言われています。
それ以前、弥生時代の遺跡「下曾我遺跡」(神奈川)からはピンセット状の箸が出土していますが、
神饌用(お供え用)や取り分け用だったと考えられます。
日常に2本の木ぎれより、わざわざ加工してあるものを使うとは考えにくいからです。
他には「藤原京跡」(694~710)、「平城京跡」(710~)からも出土しています。
この頃は現在と同じような形で、ひのきの箸でした。
宮殿の建築はひのきが主なことから、おそらくその廃材を利用したのでしょう。
箸が一般にも普及してきたのは、7世紀以降(平安時代)。
平安貴族は豪華な食器(銀製)を使っていました。
これは遣隋使など交流があったことから、もてなすために豪華になったとも言われています。
(中国で使われる匙もあったそう)
平安時代の庶民は竹か木製の箸と椀を使っていたとみられます。
いろんな文献から箸を使うようになった時代がわかるのですが、
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